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2011年12月19日 発掘現場からの脆弱遺物の取り上げ [文化財]

縄文時代の住居跡から出土した敷物の取り上げを所属学生が行ないました。
海外出張中のため、取り上げ方法の選定、準備、養生、取り上げ後の処置などすべて博士課程の学生により実施されました。
敷物は数メートルもあるため、今後の活用も考慮して発掘担当者との協議の末、
状態の良い部分や編み目がはっきりした部分など、数箇所を切り取るかたちで取り上げました。

敷物は炭化しており劣化は少ないものの、硬さがあり、割れの危険性がありました。
サイズの大きいものは硬質ウレタンを用い、小さいものはギブスとスラリーを用い、割れないよう慎重に作業を行いました。
これらの遺物は今後保存処理がなされるそうです。
作業に参加した学生らにとっては重要な経験になったようです。

土からの切り離し.jpg
ギブスとスラリーによる取り上げ

ウレタン取り上げ後裏側.jpg
ウレタン梱包取り上げ遺物の底部

ウレタン取り上げ後養生.jpg
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