2016年2月23日ー25日 アドべと石の調査【エルサルバドル・カサブランカ遺跡】

1月から2月中旬までほぼ入試や論文審査などの日々となり、ようやくそれらがひと段落したので中米です。2010年12月以来のエルサルバドルでして、現地では名古屋大学の伊藤先生が進めている発掘調査やその遺構の整備、そして2007年から行っているadobeレンガの暴露試験の経過を見てきました。
　現地で配合の異なるアドべを作成し、土中に１/3を埋めてから、表面に保存処理をほど越したのですが、しっかりと残っていました。


これが2007年5列3段あります。


そしてこれが2009年　無処理の左2列が崩れてきています。


これが昨日見てきた試験場。どこだっけと探してしまいました。


しかも3列だっけと
右側の2列は残りもよく、10年間の耐候性が良いことが分かりました。

これは表皮だけ固くなり、中身がとろけてきたアドべ

2009年までの結果は文化財科学会で発表hしていますので
興味のある方はその要旨でも参考にしてください。