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2016年6月25-26日 文化財保存修復学会における学会発表【東海大学・神奈川】 [文化財レスキュー]

東海大学湘南キャンパスにて文化財保存修復学会が開催されました。
研究室関連の発表は次の通りです。科研ですすめる被災ミュージアム資料の分析成果がいろいろと出始めています。

・津波被災ミュージアム施設「鯨と海の科学館」(岩手県山田町)と仮設収蔵施設の空気質(松井、河崎ら)
・津波被災文化財施設・被災資料保管施設の空気質とその文化財材質への影響(代表:及川規、連名:松井河崎ら)
・津波被災資料から発生する異臭について(代表:芳賀文絵、連名:及川、松井、河崎ら)

・各種現像方法別ジアゾタイプの耐光試験による変退色の比較(代表:佐竹尚子(博士課程))
特に最後のジアゾの発表は青焼き図面と呼ばれるもので退色に関する調査発表なのですが、いろんな方々から色あせてしまった情報を復元する研究についてのコメントが多く、驚いています。失われた情報を読めるようにするのではなく、復元するにはどうすればよいかといった質問が多かったように思います。

上記3件の成果をはじめ、いま進めている科研の成果を7月7日に北海道大学で“北海道・東北保存科学研究会”との共同シンポジウムで公開します。
ご都合つく方はぜひお越し下さい。

2016年7月共同シンポジウム開催のお知らせ.jpg

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